民泊体験報告
研究員の小元が報告
夏休みに大阪へ旅行した際に、初めて「民泊」を利用してみました。最近は、大阪のホテル予約が難しく毎回苦労していたことと、急速に普及している民泊はどんなものだろうという興味もあって、Airbnbのサイトを通じて宿泊先を探しました。実際に民泊を体験した研究員の小元が報告します。
全国の民泊施設は5万件以上に
一般住宅に旅行者を有料で泊める民泊ですが、観光庁などによると、全国の民泊施設は5万件以上もあるそうです。仲介最大手のAirbnbのサイトをチェックすると、様々な部屋が紹介されていました。モダンで都会的な部屋、南国風の部屋、外国人向けと思われる和空間、どの部屋も同じように感じるビジネスホテルと違って、選ぶ楽しさがありますね。悩んだ挙句、①梅田から近い、②ベッドが広い、③清潔そう、という条件を満たす部屋に決めて、いざ予約。ガイドにしたがって手続きを終えると、今回の部屋のホストから「お待ちしています。楽しい旅行になるといいですね!」というメールが届きました。
郵便受けを使って、鍵の受け渡し
宿泊する前日に、ホストから予約リマインダーが届きました。最寄り駅から部屋までの詳しい地図や、周辺のお勧めスポット・イベントの紹介など、とても親切です。部屋の鍵の受け渡しは郵便受けで行っているそうで、郵便受けの開け方についての説明もありました。チェックインの時間を気にする必要もなく便利なのですが、民泊に関するトラブルも起きているため、今後はエリアによって宿泊者の身元確認を厳格化する条例が作られるという動きもあるようです。
広々としたベッドがうれしい
実際の部屋はどんなふうになっているんだろうと少しドキドキしながら、ドアを開けて部屋にあがると目の前に広々としたダブルベッドが!予約サイトの画像から受ける印象以上にゆったりとしたベッドに思わずニッコリです。マットレスの固さもちょうどよくて、ビジネスホテルのシングルベッドではあまり寝た気がしない私も気持ちよく熟睡することができました。
もちろんキッチンや洗濯機もあります
簡単なメニューなら調理できそうなキッチンがあり、グラスやカップ、お椀やお皿も収納されています。調味料も各種、取り揃えてありました。口に入れるものには少し抵抗を感じる人も多いのでは?と思いましたが、皆さんはどうでしょうか?また、全自動洗濯機があるので、連泊する人にとっては助かります。
バスタオルやフェイスタオルも備えてありました
お風呂も清潔で、普段宿泊するビジネスホテルより少し広めです。今回はシャワーしか使いませんでしたが、これなら冬場に湯船で温まりたい時でも十分です。なにより、洗い立てのバスタオルやフェイスタオルが備えられているのがうれしいサービスです。わざわざ家からタオルを持ってくる必要はありません。
民泊を利用してみて感じたこと
今回、初めて民泊を利用してみましたが、本当に快適でした。何か不便なことがあるかもしれないという不安も少しありましたが、まったく問題ないどころか、料金もホテルの相場の半額以下なので、とても割安感があります。旅行から戻って今回の感想コメントを送ると、ホストから「また大阪に来ることがあれば、私の部屋を使ってくださいね。」というメッセージが届きました。民泊の満足感は安いこともありますが、個人間でモノやサービスを売買しあう、いわゆるC to Cビジネスによる部分もあるように思います。だんだん、人々の意識が所有からシェアに移行していることや、C to Cの相手とのつながりも影響しているのではないでしょうか?
民泊が利用される機会が増えるのに伴い、いろいろな社会的課題も出ていますが、民泊は安全で便利なものだというイメージが定着し、今後ますます広がっていくとよいと思います。