研究員が考える未来

AIと人間がそれぞれの強みを活かす

AIやITの発達で多くの事が機械で代替できるようになった。中には、人間より機械の方が精度高く行える事もある。「人間にしかできない価値は何か」改めて考え直す必要に迫られているかもしれない。人の不安を取り除いたり、コミュニケーションで人の信頼を得たり、という事は今後AIやITが発達しても人間の方が得意とするだろう。
機械の精度と人間のあたたかみを持ち合わせたハイブリッド型サービスがこの先求められるのではないか。

注目した事象

  1. AIでガンの転移を発見する

    AIが医療分野に進出してきている。一般的に、転移性のガンを検出するのはベテランの病理医でも困難とされているが、Googleは99%の精度で転移性の乳がんを検知できるAIを開発したと発表した。

  2. AI医療は医師が患者に向き合う時間を増やす

    サンフランシスコの小児科医Rahul Parikh氏は、オーバーワーク気味の医者をAIが解放することで、医者が患者に向き合う時間が増えるだろうと予想している。機械的なプロセスをAIに任せる事で、医師は1つの疾患が人にどういった影響を与えるのか学び、一人一人のより良い指導につなげる事ができるという。

  3. ラストワンマイルのコミュニケーションにこだわる"IT時代の三河屋"

    アプリから注文すると最短1時間で九州のオーガニック野菜を届けてくれるEC型宅配サービス「VEGERY」。ポイントの1つは「ラストワンマイル」へのこだわりで、届ける際に自社物流のデリバリースタッフが一言添えるようにしている。これにより、ユーザーも農家も幸せにできるモデルを目指す。

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