研究員が考える未来

生活の変化に合わせて、空間の意味も柔軟に変えていく

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 Covid-19の影響で在宅勤務の様なONの時間が家を侵食し、また複数人で暮らしている人は物理的に一人になる時間も減少した。その中では、今まで以上にくつろぎの空間を工夫して作り上げる人が出てきている。これらの生活者は"ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に空間を変化させる"という体験を通じて、これからの生活においても、自分のスタイルの変化に応じて柔軟に空間の意味を変化させていくような行動をとるのではないか。
 そうした行動が増えれば、これまでのような固定的な空間ではない可変性のある空間や、またより身軽な移動を可能にするために自分にとって必要なものがその空間に行ったらすでに届いている様なサービスが好まれていくかもしれない。

注目した事象

  1. 「生活シーン別」家具とインテリアサブスクリプション

    無印良品とIDEEは「寝る」「学ぶ/働く」「くつろぐ」という生活シーンに必要な家具とインテリアのセットをサブスクリプションで提供する。

  2. どんな生活にも柔軟に対応できる賃借ガレージが発売

    「GarageHouse京都南」が20年9月17日に完成。ビルトインガレージや、ロフト、フリースペースなど"フリースペースが多い"環境を提供し、これまでの住居とは異なった個人の要望に応じた多様なライフスタイルを実現する。

  3. 預けたものを好きなところに運んでくれるレンタルストレージ

    サマリーポケットは箱当たりの柔軟な価格設定で、自分の荷物が預けられるサービス。日本中どこにいても欲しいものを1個から届けてくれる。

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