健康で丈夫な体をつくる 6つのポイント

  • 朝ごはん
  • お弁当
  • おやつ
  • 好き嫌い
  • 試合の日
  • 水分補給

おやつには、炭水化物を

おやつは食事の一部です。この考え方が、食事のバランスを整えやすくします。糖分や脂肪分が多いものをおやつに食べると、食事が進まなくなってしまいます。おなかがすいたときには、おにぎりやバナナなど、炭水化物を多く含む食品を食べる習慣を身につけましょう。お菓子やジュースをとるときは、食べすぎ・飲みすぎにならないよう、量に気をつけてください。例えば、「1日○個まで」などと量を決めて食べるようにするのもコツです。
なお、食事のバランスについては「朝ごはん」のページをご覧ください。

おなかがすいたら、おにぎりでパワー充電

ごはんには、炭水化物のほかに、たんぱく質も意外に多く含まれています。スポーツをした後、なるべく早いタイミングで炭水化物を食べるとスタミナアップに、たんぱく質を食べると筋肉の修復につながります。どのタイミングで何を食べるかを考えるようにすると、さらに強くなれるかもしれません。おやつに何を買ったらよいか、家から何を持たせるかなど、どのような場面でも、いろいろな食べ物と比較してから選ぶようにしましょう。

お子さまの食の悩みにお答えします

Q.
うちの子は、準備した食事を食べきることができません。同級生と比べても食事量が少なく、体も少し小さめです。もっとたくさん食べさせるには、どうすればいいでしょうか。
A.
体が小さくても、元気で生活ができているなら大丈夫ですが、確認していただきたいことがあります。おやつの量は多くありませんか? おやつの食べすぎで食欲が落ちている子どもをよく目にします。甘いお菓子やスナック菓子の量を減らす、あるいは思い切ってやめてみてはいかがでしょう。そして、食事の一部として、おやつの時間に、おにぎりやサンドイッチ、果物や乳製品から選んで食べるようにするのです。
食事量が少なくても、おやつの時間に食事の一部をとっていると考えれば、栄養面でも安心です。私は、スポーツをしている子どもには、運動後のエネルギー補給に、おにぎりを持ってきて食べることを勧めています。初めは保護者の方も驚くのですが、1カ月もすると、「おやつの量が減り、食事の量が増えました」とおっしゃいます。ぜひ一度、試してみてはいかがでしょう。
Q.
スポーツをしているのですが、いつもおやつにスナック菓子をほしがります。なるべく食べさせたくないのですが、よい方法があれば教えてください。
A.
スナック菓子は、強い旨みと濃い味付けが特徴で、普段の食事では味わえない味です。そのため、好きな子にとっては魅力的な食べ物です。手軽に買うことができる環境の中では、なかなか禁止するのは難しいですよね。しかし、その中で選びながら、そして考えながら食べてほしいものです。量を少なく抑えるために、例えば、小袋になっているものを買うようにしたり、袋ごと食べるのではなく皿にあけたりして、一度に食べる分量を決めるといいでしょう。
スポーツが好きなお子さんであれば、「あこがれのあの選手は、何を食べると体にいいのか、どれくらいの量を食べるとバランスがいいかを考えて食事をしているんだよ」などと話してあげるのもいいですよ。