2009年度のテーマは、「作り手と食べ手にとっての、良い食べ物、良い食べ方」。食の背景にある社会・文化・科学的な営みを多面的に学ぶことで、「考えて食べる」ことを目指し、駒場祭や公開セミナーでの発信も行いました。
キリン食生活文化研究所は東京大学と共同で、11月7日(土)・8日(日)の2日間にわたり山梨における研修合宿を開催。農作業体験や農業を支える人々の交流を通じて、農業の理想と現実、そして私たちの「食」との関連を考えました。一日目は耕作放棄地で有機農業を実践している五風十雨農場での農業体験とディスカッション、二日目はNPO法人“えがおつなげて”の古民家で、都市と農村をつなぐ活動についてのご講演をいただき、学生の立場で両者の交流のために何ができるかのディスカッションを行いました。
【1日目】 | |
---|---|
日時: | 2009年11月7日(土) |
場所: | 山梨県北杜市白州町「五風十雨農場」 |
講師: | 五風十雨農場代表向山邦史/農場長 藤巻佳史 |
【2日目】 | |
---|---|
日時: | 2009年11月8日(日) |
場所: | 山梨県北杜市須玉町えがおつなげて研修施設「開拓館」 |
講師: | NPO法人えがおつなげて 野澤智博 |
キリン食文化研究所は、10月24日(土)「作り手にとってのいい食べ物」をテーマとしたワークショップを、2部構成で開催。第1部は、食品メーカーの視点から捉えた“いい食べ物”に関する講演と、「作り手の想いを食べ手に伝える方策」についてのディスカッション。第2部は、“農業が産業として成り立つための仕組み”に関する講演と、「10年後の水田農業のあり方」についてのディスカッションを行いました。
日時: | 2009年10月24日(土) |
---|---|
場所: | 東京大学駒場キャンパス |
講師: | 第1部(13:30~) 株式会社ナガノトマト マーケティング部部長 舟渡知彦 第2部(15:00~) 東京大学大学院 農学生命科学研究科長・農学部長 生源寺眞一 |